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箱づくりコラム

2021.10.12

チャレンジ精神と地元の伝統の味を皆様へ

「箱」が叶える経営者のビジョン

クライアント概要

合同会社関井商店(塩辛専門店シオカラマニア)

URL:https://www.shiokaramania.com
業種:食品加工販売
代表の関井孝人氏のご両親は宮城県加美郡色麻町で鮮魚、惣菜、仕出しの商いをする関井商店を営んでいます(https://sekiishoten.jimdofree.com)。創業は1953年で地元では老舗で、関井商店の「塩辛」は長年に亘って地元の人々に愛されてきました。3代目の関井孝人氏はご自身の地元で愛されている「塩辛」をもっと広くその美味しさを知ってもらいたいという思いから「シオカラマニア」のネーミングで販売。昨年仙台に合同会社を立ち上げました。
宮城県内での催事販売、通販等で人気となり、現在は増産体制をとっています。手作りのため製造数は限られていますが、根強いファンが多く、どんなに待ってでも購入したい!という大人気商品となっています。

課題・ご要望

会社を立ち上げて間もない事もあり、注文があった際の発送には既製品の小さな段ボール箱を利用するも、隙間に緩衝材を入れたりする事が多く、手間がかかっていました。塩辛が知れ渡るにつれて「ブランドイメージ」をもっと全面に出した発信をしようと考え、発送する際の化粧箱を作ろうと思い立ち、関井さんと共通のお知り合いを通じて当社をご紹介頂きました。

関井さんご自身で考えたイメージを箱で表現したいというご要望があり、さらに商品価値を高めたいという強い意志を感じました。更に1種類の箱が何パターンでも使えるのが理想というご要望でした。

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様々な製品のパッケージを1つの箱で!

塩辛は冷凍での取り扱いで、量目が大小2種類あります。他に鯖の味噌煮、ホヤ塩辛など季節に応じた商品もあります。仕切りの形状を工夫することで最低3個、多くて5個以上の商品を1種類の箱に収納すること、ブランドのイメージに合った紙の色と素材や印刷内容を選択できることを念頭に置き、何度かプロトタイプを製作し、検討を重ねました。

工夫した点

形状については、中に入る仕切りを工夫することで、形状やサイズが違う製品の何通りもの詰め合わせパターンに対応することが出来るようになり、発送の際に動かないようにしました。仕切りの折り方、向きを変える事で実現出来ました。色や素材については、もともとお持ちのロゴイメージに合わせてマット黒を選択。印刷はロゴを艶有りの箔押しとしました。更に関井さんから「少々値段が高くなっても良いのでカッコよくしたい!」というご要望があり、箱で使用するカラーダンボール原紙の両面をマット黒にしました。こういったクライアントさんに対しては、箱作りのプロとして非常に気合が入ります!

お客様の声(関井代表)

 

とにかくカッコ良い箱が欲しかったです。せっかく作るのだから、しっかりしたものにしたかったです。佐貞商店さんと取り組んでイメージ通りの箱になりました。実際に箱を作ったことで「贈り物」としての需要が増えました。広い年代の方、様々なジャンルの方です。また、箱を作ったことで少なからず未来のプランがより明確に浮かぶようになりました。70年に亘る私の実家の関井商店の歴史から、美味しい素材と技という恩恵を受け継ぎ、これからは季節感を大事にした商品作りも含め、さらに商品の持つ価値を正しく表現し、より多くの方々に「シオカラマニア」を知って頂きたいです。

この記事をかいた人

しかけ箱ドットコム編集部

有限会社佐貞商店の運営するWEBマガジン「しかけ箱.com」の編集部。皆様に段ボールの素晴らしさや段ボールを使った企業の課題解決策などをお届けいたします。

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