デニムの価値を更に革新せよ！

クライアント概要

YEN JEANS（株式会社ミチココシノジャパン）
https://yenjeans.com/
業種：アパレル

YEN JEANSは1996年、株式会社ミチココシノジャパンが立ち上げたプレミアムジーンズブランドです。
YEN JEANSは岡山製の力織機によるヴィンテージデニムを使用し従来の概念に捉われないジーンス創りを目指しました。
京友禅や奄美大島の泥染めなど日本の伝統文化や技法、テキスタイルなどをふんだんに取り入れたばかりではなく、人間工学に基づいた３Ｄシェイプのツイストジーンズ、限りなくヒップスターに見えるように腰部分に別布を付けスーパーヒップスター、脇接ぎをなくしパターン数を減らすことによってその生産効率を高めたフューチャージーンズなど、ユニークな視点でジーンズを発想＋創造しました。

この発想は海外でいち早く受け入れられ、1998年にはロンドンの２大セレクトショップ「Jones」「Browns」での販売が始まり、その後、パリの「L’ eclaireur」をはじめとする世界で90店舗以上の有名店で取り扱われるようになりました。2007年に一度ブランドの幕は下ろしましたが、2017年YEN JEANS 20周年を記念に復活をし、現在に至ります（Webサイトより抜粋）。

課題・ご要望

デニムの価値を更に革新したい！（PIZZ BOXに入れたい！）

ジーンズは自分で気に入って購入しても人にプレゼントしたりする機会はそれほど多くありません。そこでデザイナーのコシノ氏より「PIZZA BOX風な段ボールのパッケージに入れて、大切な人にプレゼント出来るような、そんな気の利いた提供の仕方をしたい。」「ブランドイメージを箱でも表現し、広く知ってもらいたい。」というご要望をいただきました。また、段ボールの風合いがイメージに良く合うとのことでした。

しかけ箱.comのしかけ

まずはPIZZA BOXで！

一般的な宅配用のPIZZA BOXは段ボール製のため、コシノ氏はジーンズをPIZZA BOXでお届けしたいと強く願っていました。何パターンか異なった仕様を試作し、形状、サイズを精査してまずはベースとなる「箱」を決定しました。

段ボールの風合いを活かした印刷を！

YEN JEANSさんからはカラーのイメージイラストを受け取りました。そのままのカラーで印刷をすればキレイなのですが「段ボールの風合い」という課題があるので、データを一旦モノクロにし、大きめの網点で表現することにしました。結果２色の特色でイメージを表現し、段ボールの風合いを活かすことができました。

また、カラーで表現する場合、コストが相当嵩んでしまいます。通常の工程で製造することでコストも抑える事ができました。

展示会で「映える」デニムと箱のディスプレー

2022年11月1日、2日に池袋サンシャインシティで開催された「DENIMS and JEANS JAPAN」という国際展示商談会でYEN JEANSオリジナルPIZZA BOXがディスプレーのアクセントになっていて明らかな差別化が図られていました。YEN JEANSの展示は出店者、来場者の目を惹いていました。そこに当社が担当した箱が一役買っていました。

段ボール製PIZZA BOXで世界へお届け！

ご担当者の方、及び代表のコシノ氏からお話を伺い、視野の広さを実感しました。当社では地域柄、食品の箱を製造する機会が多い中、アパレル関連の箱を手がけさせて頂いたことで、需要は見つけ出す事が重要であることを改めて実感することができました。ただし、アパレルとはいえ箱自体は「PIZZA BOX」です（笑）！

お客様の声

今回の展示会のディスプレイには、どうしてもPIZZA BOXを入れたかったので、実現できとても嬉しく思います。ブランドを広める上で、一目でYEN JEANSだとわかるPIZZA BOXは、インパクトもあり、今回の展示になければイメージは大きく変わっていたと思います。このパッケージにより、ギフト需要も増えるのではないかと期待しております。